【小松山和良 大きめの独り言】内定辞退、当たり前な時代、洒落ならぬ被害!!Yo!

本編とは全く関係ありませんが、今日は節分なので。後輩の店 “Actors Square Coffee“で豆まきを決行します。

ラストリクエスト

木曜更新ならず金曜での更新です。

やっとこさ、最後のリクエストへのアンサーです。
時間かけてすみません。

とある鹿児島の大企業で人事をしている知り合いからのこんなリクエスト。

身だしなみや面接での受け答えがいくら良くても、内定もらった途端の音沙汰なしや選考ドタキャン。。今や内定を何個も持ってる学生はたくさんいるだろうけど、企業もいろいろ時間も費用も労力もかけて採用してるし、その内定者の代わりに不採用となった人もいる背景。

一方でそうする学生の本音はどうなのか。その企業でなにか足りないことがあったのか。企業はどこを改善したら良いのか。

売り手も買い手も関係なくどの時代の就職・採用活動でも、人に対する接し方が学生側も企業側も丁寧で誠実であるべきだとすごく感じてます。
なんかそんな企業と学生のお互いの知られざる背景をテーマにぜひして欲しいです!!

よし、これに関して小松山的見解を述べますか。

売り手市場なんよねぇ

採用数の多い企業も、少ない企業も最近みんな頭を悩ませているのが「内定辞退」。

正直言って、採用数を追いかけることよりも「入社数」を追いかけないと採用予定数を早期に達成していたはずの企業がシーズンも終わりかけの冬に再募集をかけていることなんてよくあること。

(出典:株式会社リクルート・ホールディングス「第33回 ワークス大卒求人倍率調査(2017年卒)」より)

大学生の内定率って3月に求人情報が開示されて半年後の9月には8割近くに到達し、最終的に9割強の数字で年度が終わっているのがここ数年。
この数字だけ聞くと、「日本てめっちゃ景気いいな」って感じがします。
求人倍率も1.74倍って、2010年以降だと一番いい数字。
(バブル期は2.86倍、小泉景気の08~09年は2.14倍と高すぎるので参考にもならん)

もう知っている方からしたら今更の話ですが、
この求人倍率は
求人総数÷民間企業への就職希望者
で計算されたもの。

就職希望者1名あたり、1.74件の求人があるわけです。
数字だけ見ればですよ。
求人総数は、バブル期89~90年と変わらない多さです。
民間企業への就職希望者が増えたことが求人倍率が2倍を超えない理由です。

もう一つ大事なことは「未充足企業の割合」
これは採用予定数に到達できなかった企業の割合です。
ここ5年で一番高い54.4%。

半数以上の企業が採用がうまく決まらないわけです。

学生の数というものは出生率なども影響してきますから、今からの改善というものはなかなか現実的ではありません。

一体どうすれば未充足企業の割合を減らすことができるのでしょうか。

内定辞退のもたらす現実

いくつかアイディアがあります。

採用要件の見直し
作業の効率化
アウトソースの活用
雇用形態の多様化
などなど、人材リソースの見直しも効果的な方法でしょう。

そして、新卒採用にこだわっていくのであれば、
まずは「内定辞退を防ぐ」ことです。

宮崎県のとある企業では毎年60名以上の新卒採用を行っているそうですが、
3月解禁後すぐに60名の内定を出し、
返答を4月末までに受け付けるそうです。
すると、半分くらいから辞退されるので、
5月に追加で30名内定を出します。
さらに10名ほどの辞退があり、
6月から9月にかけて10名内定を出します。
シーズンも終わりかけの12月時点までで合計100名ほど内定を出し、
4月入社60名に到達するというのです。

これはこれですさまじいやり方だと思います。

内定辞退率は50%とめっちゃ高いけれども、
そこを前提に採用計画を立てちゃうという。

採用担当者の方は、1年中採用活動を行わなければなりません。
労力は他社と比較にならないです。

その担当者の方が仰ってました。

正直、3月の選考で落とした子より6月以降で採用した子のほうがクオリティーは低い。
早期に決めた採用から辞退がないことのほうが、
クオリティーも高く、
労力もかからず、
評判も落ちないよね。

さらに他の中小企業でも採用予定数5名に対し、30名の応募。
選考の結果内定を出してもいいと思える人材が7名ほどいたのですが、
余剰に人を抱える体力はなく、予定数の5名に絞りました。

しかし、入社前までに2名の辞退があり結局未到達になってしまいました。
辞退を見越した採用は人件費の面でも労力の面でも余裕がないとできないのです。

採用する側の支援を主体として行っている私としては、
辞退されたときに企業の悲しみや悔しさを痛いほど共有してもらっています。
逆に採用を決めたときの喜びも。

はっきり言います。

私は「内定辞退否定派」です。

アメリカっぽいノコギリを持った鬼(オーナーの大久保さん)に思い切り豆をぶつけてみました。※レジ周りが豆だらけになりました。

精神的ビッチ就活生

学生の意見や、就活生に向けた情報サイトをみると
内定辞退に対する企業への不満がちらほら出てきます。

ものすごく説教された
とか
お茶をぶっかけられた
とか
土下座させられた
など。

そんなことをした企業を擁護するつもりはありませんが、
内定辞退って採用側はすごく辛いものなのです。

学生側はいくつかある中の1社と考えているかもしれません。
しかし、内定を出した企業からしたらこれから共に会社を盛りたてる貴重な1名なんです。
入らないことを前提になんてしていません。

学生たちの中では「内定ホルダー」と呼ばれる子たちもいます。
内定後に、内定をもらった企業への不満はなくても就活を続け、
いくつも内定をもっている子たちです。

(出典:株式会社マイナビ「2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査」より)

結局は1社にしかいけないですから何社内定もっていても、
内定をもらった数が自分の価値のように感じているのです。

これね

完全にビッチの思考ですよ。

本人は自慢かもしれませんが、
「あの人ともヤッたし、あの人とも付き合ってさ、今あの人から口説かれてる〜」
そんなこと言ってるビッチと変わりゃせん。

まずはここで私個人の想いを吐き出せば、

採用をなめんなよってこと。

学生たちが何ヶ月もかけて準備した就活かもしれん。
しかし、企業は何年もかけて準備してきたんよ。

今回リクエストをくれた採用担当者Mさんもそう。
いくら市場が学生有利でも、企業有利でも関係ない。
誠実であって欲しいってこと。

本当にそう思う。

いくら振られたってね、企業は「自分たちの何が悪かったんだろう…」って悩むのさ。
辞退者を責めるとこだってあるだろうけどさ、もともと入社を予定しなてないってやつに内定出したわけじゃないから当然よな。

とある就職支援サイトで
「内定辞退は守られた権利です!入社2週間前までなら企業は拒否できません!」
なんて書いてあった。

こんなこと書いてる就職支援企業は潰れてしまえばいい。

権利を履き違えちゃいかんでしょ。

入籍していないので、婚約破棄は違法ではないですよ!
って言えるのかい?

複数人と付き合って、どの相手にも結婚したいって言ったあとに
一番金持ちそうな奴を選んで「○○さんと結婚するんで!」っていって残りを振るのかい??

※どちらのケースも違法になる可能性あるみたいですが笑

いくら法律で守られていようが「誠実」であって欲しいよ。

この気持ち、どこにぶつけようか

ただ、この問題って学生だけの問題じゃないです。
就職活動期間の短期化。
これによって将来の選択肢を決める時間は短くなり、
判断の悩んだ結果

とりあえず受ける

みたいな就活が増えました。
自己分析も企業も分析も足りないまま。

経団連さん、そろそろ就活時期を安定させてください。
毎度、毎度変わっちゃ企業も学生も大変やわ。

弊社で取り扱っている新卒専用のナビサイトの影響もあるって言う方もいます。

ちゃんと知りもしないまま簡単に応募できるからと。

これってナビのせいじゃないでしょ。
知りもしないのは受け手だよ。

各企業が説明会もインターンも、HPもパンフも作ってるじゃないか。

どんな理由があっても
企業が悪い
とか
ナビが悪い
とか

その次元での話ではないんですこれは。

採用担当者の皆様、このやるせなさをどこにぶつけましょうか。

騙すやつも、騙されるやつも悪いのか

内定辞退を減らすため、内定者フォローという取り組みがあります。
もう何年も前から行われていることです。

わかりやすく言えば「囲い込み」と「アイドリング」です。
入社までに接触を複数回し、研修や懇親会を行うことで、
企業への理解や期待感を高めようというわけです。

それでさえもどこもやってますから、普通にやっても効果は薄くなってます。
工夫を凝らす余地があるとすれば、まずは内定者フォローだと思います。

あとは、選考のスキルをあげましょう。
これは何度もコラムで言ってると思います。

こちらのデータを御覧ください。

(出典:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ「2017 年度 キャリタス就活 学生モニター調査結果10月1日時点の就職活動調査」より)

みんな嘘つきです。
学生だけの話ではありません。

人は嘘をつきます。

理由は様々ですが、就活においては
よく見られたい
これにつきます。

第1志望って言われて浮かれてるから辞退されるんですよ。
どっかのパチンコライターが
「女の子の大好きは、パチンコのチャンスくらいの信頼性」
って言ってました。

これを受けて、採用コンサルの私が言います。
「学生の第一志望ですは、先っちょだけだからくらいの信頼性」

 

え?

ここで下ネタ??

 

おあとがよろしいようで。

…。

 

いや、ほんとあれです。

学生と企業の知られざる背景ってとこに関しては、
みんな本音で話さないとわからんですよね。

何週間もこの件についてリサーチしたけど、ありきたりなデータしかない。
Mちゃん、一緒にこれから調査しませんか?

では、素敵な週末を。

まいた豆はそのままに、無言で恵方巻きを頬張る。今年の恵方は北北西です。

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