「くるみん」認定を厳格化。あなたの会社は大丈夫?

3月も、早いもので半ばを迎えようとしています。
新卒の新入社員を迎えるまであと半月。入社式や新入社員研修の準備などで忙しい毎日を送っていることかと思います。

さて、先日こんなニュースが発表されました。

厚生労働省が4月1日から「くるみんマーク」の取得を厳格化し、違法な長時間労働を社員にさせていた企業の認定を取り消しやすくする方針を決めました。

そもそも「くるみんマーク」とは

「くるみんマーク」は「子育てサポート企業」であることを認められた企業だけが取得できるもの。「この会社は子育てする社員に優しい会社ですよ」「子育てをする社員をサポートする体制が整っていますよ」という”証”です。

この「くるみんマーク」を取得するには、厚生労働省が定める9つの認定基準を満たしていなければなりません。
認定基準について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

4月からは「月平均の残業60時間以上の正社員ゼロ」などが新しく条件として追加され、取得がより厳しくなります。

くるみん認定を受けたのに…

今回、厚生労働省がこのような方針を発表したのは、みなさんもご存知の通り、大手広告会社がくるみん認定を受けていたのにも関わらず、過重労働により亡くなってしまったことがひとつのきっかけです。

私は、このニュースを見て思い出したことがあります。

宮崎県内のくるみん認定企業に対して、セミナー(パネルディスカッション)のパネラーを依頼する電話をかけていた時。いくつかの企業に「うちはくるみんマークの認定を受けただけで、特に何もやってない」と断られてしまいました。就職フェア等の資料で「くるみんマーク」や「ユースエール企業」をアピールする項目が設けられていることがありますが、そこで認定企業だとうたっている企業の中で、果たしてどれだけの企業が自社の取り組みについて堂々と説明できるのでしょうか。

4月から、さらに認定が厳しくなります。今後、是正勧告が出される企業が増えるやもしれません。
もちろん、「くるみんマーク」が認定されている企業の全部がちゃんとしていない!なんてことはありません。しっかりと体制を整え、それを活かして社員がより働きやすい環境を作ろうとしている経営者・人事担当者は多いと思います。

既存の社員や新しく入ってくるであろう就職活動生や求職者に向けて、胸をはって御社の活動を説明できるように、もう一度御社の体制を見直してみてはいかがでしょうか。

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