新卒採用に参入する企業が増えている近年、様々な企業が独自の選考方法を考案しています。
D-rectのコラムでも、何度が珍しい選考会について触れてきましたが、今回は現代の学生の特性に合わせた選考を一つご紹介します。
新潟の株式会社ピカイチは、採用を社会人”デビュー”と位置づけ、採用試験ではなく、オーディションを開催することを発表しました。
動画で、紙では伝わらない想いを
新卒採用の選考と言ったら
エントリー→書類選考→一次面接→二次面接→最終面接
というような流れで行う企業が多いと思います。
学生は、採用試験を受けるためにたくさんのエントリーシートを書きます。手書きで黙々と机に向かい、書き間違えたら最初から…。そんな作業を繰り返しています。
株式会社ピカイチは「エントリーシートでは学生の本質は分からない!」と、エントリーシートを無くし、”動画エントリー”という手法で学生のエントリーを集めます。大手志向の学生が多いなか、中小企業が大手企業の陰に隠れてしまわないように、という目的もあります。
3分程度の動画を作成し、youtubeの限定公開に動画をアップすれば、動画エントリーの完了です。学生が自分で作った動画では、言葉や映像、学生の表情などから、企業への想いをみることができます。
「オーディション」という言葉を選んだワケ
ピカイチは、「夢を持った若者を応援できる企業になる」というビジョンのもとに、学生の社会人デビューを応援するという意味で採用試験を「オーディション」と表現しています。
また、就活生はたくさんの企業の採用試験を受けます。面接や試験の結果(採用・不採用)は、学生本人の自信にも大きく影響します。
・動画エントリー
・二次オーディション
「新潟県でNo.1の企業になるために」をテーマに、グループでディスカッション。
ピカイチな事業計画、ピカイチな商品などを考えプレゼンテーション。
・最終オーディション
自分がどれだけピカイチにとって価値があるかをプレゼンテーション
これらのオーディションを通して、学生に「自分はこれだけ多くの人に、自分の情熱を伝えることができるんだ!」という自信を持ってもらいたい、という企業の願いも込められています。
企業側の想いが、採用試験を通して伝わる。それって、とても素敵なことだと思うのです。
株式会社ピカイチの「ピカイチドリームオーディション」の詳細はこちら