週末は、どこもお花見日和!…とはいかず、宮崎はパラパラと雨が降っておりました。
そんな中、私は昨日夜桜を見に行ってきました。宮崎市内から30分ほど車を走らせた所に、桜の名スポットがあるのですが綺麗にライトアップされていました。
しとしとと降る雨のなか、ノンアルコールビールを片手に見上げた夜桜はなかなか風情のあるものでした…
さて、本題です。
すでに、2018年卒の採用活動が始まって1ヶ月が経ちました。
数々の合同説明会や単独説明会を通して、たくさんの学生に出会った事でしょう。
説明会の準備をするなかで、こんな事を考えた企業も多いのではないでしょうか。
学生は何を知りたいの?
会社のこと、仕事のこと、入社後の待遇など、企業ごとに様々な説明内容を工夫して考えてらっしゃる事でしょう。では、学生は実際に何を知りたいと思っているのでしょうか。
【企業に公表してほしい情報:前年調査との比較】
出典:アイデム 人と仕事の研究所 2018年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査(2017年3月1日状況)より
アイデム 人と仕事の研究所が調べたアンケート結果によると、2018年卒の就活生が知りたいと思っている企業の情報は
一位:過去3年間の新卒採用者数・離職者数
二位:前年度の月平均「所定外労働時間(残業時間)」の実績
三位:前年度の有給休暇の平均取得日数
となりました。
上記のグラフは、前年度(2017年卒に対する3月調査結果)との比較です。前年度も過去3年間の新卒採用者数・離職者数を知りたいと思っている学生が多かったものの、2018年卒は数値が上がっています。一定の新卒採用者数があったり、離職者数が少ない企業は、説明会や配布資料の中で上記の情報を記載してあげると良いかもしれませんね。
学生がアピールしたいこと
選考段階に入ると、面接でどんな事を質問すれば良いのかわからない、という相談が増えてきます。同じくアイデム 人と仕事の研修所は、学生が企業に評価される自信があるものと、企業が選考で重視するポイントを比較した結果を公表しています。

出典:アイデム 人と仕事の研究所 2018年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査(2017年3月1日状況)より
グラフが小さくて見づらいという方はこちらのp21をご参照ください。
学生が評価される自信があるものは
一位:人柄・性格
二位:学生時代に行った課外活動(サークル・部活動など)
三位:アルバイト経験
反対に、企業が重視するポイントは
一位:人柄・性格
二位:身だしなみ・立ち居振る舞い
三位:志望動機
となっています。
ここでわかる事は、企業側は志望動機を重視しているのに、学生は志望動機に自信がない、という事です。ご相談いただく企業の採用担当者からも「志望動機がしっかりしている子がいい」という話をよく聞きますが、学生は企業の事をあまり知らない可能性があります。それは、学生の企業研究が足りない事に起因しているかもしれません。しかし、御社はしっかりと御社の情報を就活生に提供することができているでしょうか。志望動機を重視する企業様は、もう一度御社の採用Webページなどの採用ツールを見直し、情報が十分に出されているかどうか、確認してみてはいかがでしょうか。