ほんの少し前まで暑い日が続いていましたが、南国宮崎と言われる宮崎市内でもここ最近は涼しさすら感じます。あっという間に秋がやってきますね。読書の秋です。忙しくて本を読む時間がない!という方は、読書代わりにD-rectのコラムをどうぞ♪
さて、今回は2018年卒の大卒(大学院卒含む)の内定率についてのお話です。
株式会社アイデム人と仕事研究所によると、8月1日時点での内定率は83.1%。8割を超える学生が内定を獲得しています。この数字は、去年とほぼ変わりません。(出典:株式会社アイデム人と仕事研究所「2018 就職活動に関する学生調査(2017年8月1日状況)」より)
さらに、就職活動を終了するという学生は、全体のおよそ7割。去年より3%ほど多く、先月より20%ほど増加しております。(出典:株式会社アイデム人と仕事研究所「2018 就職活動に関する学生調査(2017年8月1日状況)」より)
半数以上の学生が「就職活動を終了する」ということは、次に企業がしなければならないことがあります。人事・採用の担当者の方ならお分かりでしょう。「内定者フォロー」です。
他の企業がどんな内定者フォローを行なっているのか、こちらのグラフをご覧ください。
(出典:株式会社アイデム人と仕事研究所「2018 就職活動に関する学生調査(2017年8月1日状況)」より)
上のグラフは、内定者が内定企業から受けたフォローの内容です。最も多かったのが、「内定者や社員との懇親会」で60%を超えています。そして、「メールでの定期連絡」「内定式」と続きます。では、内定者が求めている内定者フォローはどういったものがあるのでしょうか。下記のグラフは「内定企業が行なってくれると嬉しい内定者フォロー・行なってくれても嬉しくない内定者フォロー」を調査した結果を表しています。
(出典:株式会社アイデム人と仕事研究所「2018 就職活動に関する学生調査(2017年8月1日状況)」より)
行なってくれると嬉しい内定者フォローの上位3つは
1位:内定者や社員との懇親会
2位:内定式
3位:社内見学会
反対に、行なってくれても嬉しくない内定者フォローの上位3つは
1位:レポート等の課題
2位:電話での定期連絡
3位:保護者向けの手紙や資料送付
…という結果になっております。
この結果を見て、思ったことがあります。従業員の比較的多い企業は、内定式を行なっているところが多いです。しかし、色々な企業さんのお話を直接お聞きすると、採用人数が少なかったり、従業員規模の小さい会社は、あまり内定式を重視していないような印象があるのです。
しかし、内定者は「内定式をやってほしい」と思っています。内定者側からすると、「周りの子達は内定式があるのに、私の内定企業からは内定式の連絡がない。本当に内定もらえたの…?本当に入社できるの……?」と不安になってしまうのでしょう。内定者の不安を少しでも拭ってあげる為にも、内定式を行なっていない企業は、今年は実施を検討してみてはいかがでしょうか。
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