【小松山和良 大きめの独り言】志望動機じゃ熱意ははかれねぇ!!

私は声をにして言いたい。

面接で熱意を見たい全国の採用担当者の皆様。
熱意を「志望動機」で見るのは危険です!!
めっちゃ危険。危険すぎる。

なぜかと言いますと、これはですね
お見合いの席で

「俺のどんなところが好き?ん?」

と聞いているのと同じですよ。
実際にお見合いでそんな奴いたらドン引きでしょ。

大手の人気企業とかなら分からなくもないですよ。
しかしですね、採用パンフレットやHP、説明会も十分に行き届いていない、もしくは用意できていない企業が自分の情報を伝えてもいないのに

「熱意あるなら自分で調べてくる」

とほぼ確信に近い自信を持ってらっしゃるからこれが厄介。
開示されていない情報をどうやって調べろと!
もっと言えばですよ、仮にHPなんかを熟読してきてほぼ暗記までしてたとしてですよ

「御社の〇〇という事業の〇〇が地域に貢献していると感じて〜」

とか、ほぼコピペのような志望動機を聞いて

「ふむ、なかなかちゃんと調べてきていて熱意があるね!」
なんてどうかしてるぜ!!

さっきのたとえ話で言えば、お見合いの前に相手のFBの投稿やプロフィールをくまなくチェックして、初めて会うってのに

「あなたの〇〇な趣味にセンスを感じるし、友人たちとの関係で〇〇なところが〜」

これこそ、普通ないでしょ!!
求人倍率がこれだけ高くなっているのですから、そもそも第一志望かどうかも危ういわけです。
そんな中、まるで自分のところが「採ってやる」って姿勢の面接は時代遅れも甚だしい!
志望動機を聞きたいのであれば、まずはきちんと情報発信しましょう。
何年も更新されていないHPをどうにかしましょう。
応募者に顧客向けのカタログではなく採用のパンフを渡しましょう。
第一志望にしたくなるような説明会を開きましょう。
何より、面接のスタンスを見直しましょう。
熱意よりも「適性」をみてください。

こんだけ志望動機を聞くことを否定している私ですが、
何で応募してくれたか気になるのもわかります。
私も聞いちゃうことありますしね。

「うちみたいな小さい企業に何であなたのような優秀な人が!?」

そんなこともありますからね。
志望動機を聞くなって話ではないのです。
熱意を志望動機だけで判断はできないと言いたいのです。

では、熱意はどうやって確認すればいいかって話ですよね。

ぶっちゃけ無理です。

そうですね、面接の時に
「ここに内定承諾書と、絶対にうち以外に選考を受けない、受けた場合は賠償金を払う旨の契約書があります。署名と捺印できますか?」なんてどうでしょう。

賛否両論あるでしょうが、入社前の熱意なんてそんなに大事じゃないというのがこの話のオチでございます。
熱意は実際に入社し、人に触れ、仕事に触れ、困難や達成を味わい、やりがいを感じた時に「あぁ、この会社に来て良かった」と「よし、もっと頑張ろう」と思った時に心から沸き立つものではないでしょうか。

入社前から熱意を連呼しすぎると、このご時世ですから今の若者たちにとってはブラック企業レーダーに引っかかるだけ。多いですからね、熱意で長時間労働を強いたり、熱意で雑な教育したり、熱意で給与が低かったり上がらなかったり。

以上、熱意あふれる独り言でございました。

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