採用市場に長くいると「モテる人材」と「モテない人材」がいることをひしひしと感じます。
「モテる人材」はどこに応募しても採用が決まります。正直、職歴や資格、経験とか関係なくです。
「モテない人材」はどこに応募しても不採用です。めっちゃいい職歴や資格、経験を持っていてもです。
「モテる人材」と「モテない人材」の違いが何なのか。
そして、「モテない人材」は「モテる人材」になれるのか。
今回はこれをテーマにしていこうかと。
まず、簡単なとこからいくと「明らかにモテる人材」、「明らかにモテない人材」がいます。
恋愛市場で言えば”めっちゃイケメン・美女”。恋愛市場においてはまずはそこで差が出ます。さらに性格も良く、金持ちだったあかつきには完璧にモテます。
採用市場で言えば”コミュニケーション能力”が高く、”素直”で”勤勉”、“ユーモア”があり、”リーダーシップ”も兼ね備え、見た目に”清潔感”がある。さらには学歴や職歴、持っている資格も応募先の職種に必要なものが揃っているような人であれば完璧にモテます。
ちなみに「モテる人材」だとニーズがなくても受け入れられることも。彼氏・彼女がいても乗り換えられちゃいますし、採用が充足していても採用されるといった具合です。
恋愛市場と同様に、「明らかにモテる人材」になるのは生まれ持ったものか、若いうちの努力、運などが絡んでくるので私のようにアラサーになってから「明らかにモテる人材」になることは超難易度が高いです。
ただ、そうじゃなくてもモテる人材もいます。
それが「隠れモテ人材」です。
皆さんの周りにもいませんか?
ルックスもそんな良い訳でもないし、金持ちでもないけどモテる人。
実は「隠れモテ人材」のモテる理由は複数あるのですが、モテない人材とのはっきりとした違いがあります。ここでは3つご紹介します。
1つ目、めっちゃ前向き。
「隠れモテ人材」は前向きな人が多い。前向きゆえにどこか自信がみなぎって見えます。ブサイクだろうとデブだろうと前向きはイケメンのごとくコミュニケーションを取ってきます。
このめっちゃ前向きさんは、前向きなので基本が笑顔です。無表情の時も微妙に口角が上がっています。きっと常に楽しいのです。嫌われると思っていないので自分からどんどん話しかけますし、積極的に行動を起こします。
失敗してもくよくよしません。次は成功すると本気で思っていて、あまりにも自信満々で周りも「こいつなら次はやれそうだ」と思ってしまいます。ネガティブな人も、前向きさんといると元気になったります。
2つ目、めっちゃ空気が読める
「隠れモテ人材」はめっちゃ空気が読めます。周りをよく見ていますし、状況把握をスピーディーに行えます。相手が何を求めているのか理解して会話をするので、口数が多くなくても相手は満足します。
「髪切った?」なんてレベルじゃありません。「ネイル変えたね。似合ってるよ。」とかさらって言います。具合いの変化もすぐに察知し、さりげなくブランケットを差し出したり、
「今日は帰ろっか!」とか言っちゃいます。空気が読めるので年齢・性別関係なくみんながこの人と一緒にいることが苦じゃありません。
3つ目、めっちゃマメ
「隠れモテ人材」はめっちゃマメです。大概の人が「まぁいっか」ってこともやったほうがいいなら必ずやってしまいます。遊んだ後に「今日は楽しかったよ!また遊ぼう!」を男だろうと女だろうとメールしてきます。
こんな人だから面接の後には面接のお礼状を普通に送ってきます。人の誕生日もよく覚えていますし、メッセージは必ず送ってきます。会って話したほうがいいことは、必ず会って話しますし、場所なんかも予約していてくれます。
「隠れモテ人材」、心当たりありますか?
この「隠れモテ人材」は採用市場でもモテます。
そして「モテない人材」ほぼこの逆です。
ネガティブで
空気が読めず
大雑把です。
面接の時にはすでに落ちることを考えています。自分に自信がないので、声も小さいし表情も暗いです。うまくいかないことを自分に納得させるために「資格がないから」とか「年齢が」とか「世の中が」とかそんなことを理由にしています。転職理由や志望動機が愚痴っぽくなります。「前の職場のこんなとこがダメで〜いやで〜」や「ちょうど〇〇と重なりまして〜」とか。聞かれていることにもちぐはぐな回答をしてしまいます。相手が何を聞きたくて聞いたのか考えていないので基本的に言いたいことを言っています。しかも、長い。面接官の表情など気にしません。極め付けは大雑把です。履歴書の写真がハサミで切ったのか微妙に斜めだったり、履歴書がなんか汚れていたりします。記入ミスや漏れもザラです。面接のお礼なんてしたほうがいいとは考えたこともないでしょうね。
ここまで「モテる人材」と「モテない人材」の違いについて。
最後に「モテない人材」は「モテる人材」になれるのか。
答えは「なれる」です。
正確には「隠れモテ人材」にはなれると思います。
まずは3つのこと意識して就活してみてください。
そして全ての就職市場「モテない人材」へ。
誰も自分に興味がない、必要ないと思わないでください。
まずはあなたが人に興味を持ち、必要としてください。
自分が思っているよりも周りは自分のことばかりを気にかけてはいませんが、生きていれば他人との接触は避けられないです。
うちの婆ちゃんが言ってました。